「してあげる」を「一緒にする」へ|尽くし癖のほどき方
好きな人のために何かをしているとき、心は少し満たされますよね。彼の好きなごはんを覚えておく、忙しそうなら連絡を控える、会う日は相手の都合に合わせる。どれもやさしさから出た行動です。
でも、ふと夜にひとりになったとき「わたしばっかり頑張っている気がする」と感じることはありませんか。片思いでも、復縁を願っている途中でも、尽くすことが当たり前になると、気づかないうちに心がすり減ってしまうことがあります。
このコラムでは、尽くす気持ちを手放すのではなく、「してあげる」から「一緒にする」へ少しずつ移していくという考え方をお伝えします。
尽くしすぎてしまうのは、愛情が深いから
まず知っておいてほしいのは、尽くしすぎてしまうのは欠点ではないということです。相手の変化に気づける観察力、喜ばせたいと思える想像力。それはあなたの大切な魅力です。
ただ、その魅力が「嫌われたくない」「必要とされていたい」という不安と結びつくと、苦しさに変わりやすくなります。相手の反応がないと自分の価値まで揺らいでしまう。尽くしているのに満たされないのは、行動の量ではなく、行動の出どころが不安になっているからかもしれません。
九星気学では、生まれ月で決まる月命星が、恋のときに出やすい内面のクセを映すと考えます。たとえば、相手に合わせることで安心を得やすい星もあれば、役に立つことで愛情を確かめたくなる星もあります。自分の恋のクセを「そういう傾向があるんだな」と知っておくだけで、責めずに眺められるようになりますよ。生まれ年から出す本命星(立春を1年の区切りとする星)とあわせて知りたい方は、本命星チェッカーで調べてみてください。
「してあげる」を「一緒にする」に言い換えてみる
尽くす恋がつらくなるのは、関係が一方通行になっているときです。そこで、行動そのものをやめるのではなく、相手を巻き込む形に変えてみるのがおすすめです。
- 「ごはん作っておくね」→「今度一緒に作ってみない?」
- 「予定、あなたに合わせるよ」→「わたしはこの日が楽なんだけど、どうかな」
- 「大丈夫?何かできることある?」→「疲れてそうだね。わたしも今週ちょっとバタバタしてたんだ」
ほんの少し、自分の都合や気持ちを言葉に混ぜるだけです。最初は「わがままだと思われないかな」と怖く感じるかもしれません。でも、自分の気持ちを話してもらえることは、相手にとって「信頼されている」という安心にもつながりやすいものです。
片思い中なら、相手に何かを差し出すよりも、ふたりで同じ話題を楽しむ時間を増やしてみてください。復縁を考えているなら、以前の関係で自分が背負いすぎていたことを、次は半分ずつにするイメージを持っておくと、焦らずに向き合いやすくなります。
今夜からできる、小さな練習
いきなり関係を変えようとしなくて大丈夫です。今夜は、こんな小さなことから始めてみてください。
1. 今日「相手のためにしたこと」を3つ書き出す 書いたら、そのうち1つは「本当はしなくてもよかったかも」と思えるものに印をつけてみます。責めるためではなく、自分の頑張りに気づくためのメモです。
2. 自分のためだけの時間を15分つくる 温かい飲み物を淹れる、好きな音楽を聴く。誰かのためではない時間が、心の土台を少しずつ戻してくれます。
3. 次に会う(連絡する)とき、ひとつだけ自分の希望を伝える 「このお店に行ってみたい」くらいの小さなことで十分です。
尽くすことは、愛情の表し方のひとつにすぎません。頑張らなくても大切にされていい。そう思える時間を、今夜は自分にあげてみてくださいね。