恋になると別人になる理由|月命星が映す素顔
友人の前では相談役なのに、好きな人の前ではうまく話せない。仕事ではきちんと線を引けるのに、恋になると相手の予定に合わせて自分を後回しにしてしまう。そんな「恋のときだけの自分」に、ため息をついたことはありませんか。
九星気学には、この不思議を説明してくれる考え方があります。それが「月命星(げつめいせい)」です。
本命星は外の顔、月命星は恋のときの顔
九星気学でよく使われるのは「本命星(ほんめいせい)」です。生まれた年で決まり、一年の区切りは元日ではなく立春。社会の中で見せる顔や、大人になってから前に出てくる性質を表すとされています。
一方の月命星は、生まれた月で決まる星です。月の切り替わりも暦の上の「節入り」を基準にするので、月の初めに生まれた方は前の月の星になることがあります。この月命星は、幼い頃の性質や、心を許した相手の前で出てくる内面を映すといわれています。
つまり恋は、外の顔である本命星がゆるみ、月命星がひょっこり顔を出す場面なんですよね。「恋になると別人みたい」と感じるのは、あなたが弱くなったからではなく、素の自分が表に出てきているだけ。そう考えると、少し息がしやすくなりませんか。
月命星ごとの「恋で出やすい素顔」
ここでは、あくまで傾向として見てみてください。
- 一白水星:相手の気持ちを察しすぎて、自分の希望を言えなくなりがち
- 二黒土星:尽くすことで安心しようとし、見返りがないと不安になりやすい
- 三碧木星:気持ちの起伏が大きく、既読がつかないだけで落ち込むことも
- 四緑木星:空気を読んで合わせるうち、本音がわからなくなりやすい
- 五黄土星:一度決めたら一直線で、引くタイミングを逃しがち
- 六白金星:弱みを見せるのが苦手で、平気なふりをしてしまう
- 七赤金星:明るく振る舞う裏で、寂しさをひとりで抱えやすい
- 八白土星:慎重で受け身になり、思いを伝えるまで時間がかかりがち
- 九紫火星:熱しやすく、相手の反応の温度差に傷つきやすい
読んでみて「まさに自分だ」と思う星もあれば、「そうでもない」と感じる星もあるはずです。月命星は本命星との組み合わせで表れ方が変わるので、ぴったり当てはまらなくて当たり前。「恋のときの自分には、こういう傾向があるのかも」と、やさしく眺める程度で十分です。
自分の星がまだわからない方は、本命星チェッカーで本命星を調べたうえで、生まれ月の星も合わせて見てみると、外の顔と恋の顔の違いが見えてきます。
素顔を知ったら、責めずに「取り扱い説明書」にする
月命星を知る一番の意味は、恋の中で出てくる自分を「直す対象」ではなく「扱い方を知る対象」に変えられることだと思います。
たとえば、相手を察しすぎる傾向があるなら、返信を待つ夜に「今の私は相手の気持ちを想像しすぎているだけ」と、一度言葉にしてみてください。尽くして不安になりやすいなら、「今日は自分のためだけに使う時間」を30分でも先に確保してみる。感情の起伏が大きいなら、送りたいメッセージを一晩だけ下書きに置いておく。
どれも小さなことですが、自分の傾向を知っているからこそ打てる手です。
復縁や片思いで苦しいとき、私たちはつい「私が重いから」「私が臆病だから」と自分の性格そのものを否定しがちですよね。けれど月命星の考え方に立てば、それは心を許したときに出てくる、あなたの素顔の一部。素顔を丸ごと変える必要はなく、その素顔とどう付き合うかを覚えていけばいいのです。
今夜、恋のときの自分にため息をついてしまったなら、責める前にこう聞いてみてください。「この顔は、月命星の私なんだね」。そう名前をつけてあげるだけで、少し距離ができて、明日のあなたはもう少し楽に動けるはずです。