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朔日参りの始め方|月はじめに整える習慣

「朔日」は、月が生まれ変わる日

「朔日参り(ついたちまいり)」とは、毎月1日に神社へお参りする、昔から続くならわしです。むずかしそうな字ですが、意味はとてもシンプル。「朔(さく)」は新月のこと。月がいちばん細くなって、そこからまた満ちはじめる瞬間をさす言葉です。むかしのこよみ(旧暦)では、この新月の日がその月の1日でした。

だから1日は「月が生まれ変わる日」。先月をぶじに過ごせたことへのお礼を伝えて、今月もよろしくお願いします、と手を合わせる。それが朔日参りです。願いを叶えてもらうための行事というより、自分に区切りをつけるための時間、と考えるとしっくりくるかもしれません。

ちなみに占いの世界では、1ヶ月の区切りが「節入り(せついり)」という別の日になることも多いです。九星気学などで使う月は、こよみの1日ではなく節入りから始まります。朔日参りはあくまで暦の1日の習慣なので、そこは分けて覚えておくと混乱しませんよ。

はじめての朔日参り、4つの手順

  1. 行く神社を決める — 遠くの有名な神社でなくても大丈夫です。おすすめは、住んでいる地域を守ってくださる「氏神(うじがみ)さま」。「〇〇市 氏神」「〇〇区 神社」で検索すると、歩いて行ける範囲のお社が見つかります。
  2. 時間を決める — 昔から午前中がよいと言われますが、仕事や家庭の都合がありますよね。無理をして疲れてしまうくらいなら、行ける時間帯で十分だと思うのです。
  3. お参りする — 鳥居の前で軽く一礼し、手水舎(ちょうずや/手と口を清める水場)へ。拝殿では二礼二拍手一礼が基本です。作法があやしくても、丁寧にしようという気持ちのほうが伝わります。
  4. お礼を先、お願いをあとに — 「先月もありがとうございました」から入って、それから「今月は〇〇にとりくみます」と続けます。名前と住んでいる場所を心の中で添えると、借りものではない自分の言葉になります。

もし1日に行けなかったら、2日でも3日でも構いません。「今月も行けた」を積みかさねるほうが、日付の正確さよりずっと効いてくるはずです。

恋の「点検日」にしてみる

朔日参りが恋にきいてくるのは、願いが届くからというより、月に一度、立ち止まる日ができるからだと思うのです。片思いのときも、うまくいっている最中も、日々のやりとりに追われていると、自分が本当はどうしたいのかは意外と見えなくなりますよね。

だから帰り道に、ひとつだけ自分に聞いてみてください。「先月のわたしは、この恋で無理をしていなかった?」。すぐに答えが出なくてもいいんです。問いを持ち帰るだけで、次の1ヶ月の選び方は少し変わります。

自分の傾向をもう少し知りたくなったら、生まれ年から出す本命星(占いの1年は立春で区切ります)と、生まれ月から出す月命星を見比べてみるのもいいかもしれません。本命星は人に見せている外向きの顔、月命星は恋をしているときに出てくる内側の顔をあらわすと言われます。自分の星は本命星チェッカーで確かめられますが、星は答えではなく、自分を言葉にするための手がかりくらいに受けとってくださいね。

月は毎月かならず、細くなってまた満ちていきます。うまくいかなかった月があっても、次の1日はちゃんときます。その安心をひとつ持っておくだけでも、恋はずいぶん息がしやすくなるのではないでしょうか。

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